2020/01/30

【特許取得のお知らせ】

このたび、当社が出願しておりました 【宅配システム】および、【宅配ボックス及びサーバ装置】について、以下のとおり特許を取得したことをお知らせいたします。

特許番号
第6647691号
特許登録日
令和2年1月17日
発明の名称
【宅配システム】、【宅配ボックス及びサーバ装置】
特許権者
株式会社PacPort
▲今回取得した特許証

■ 背景

・ 通販需要の増大、配送事業者の労働力不足等により、我が国では再配達問題が喫緊の課題であります。宅配ボックスの普及が進む一方、荷物の誤配送やなりすまし受取被害も顕在化しています。

・ 加えて、ライフスタイルの変化により、近年では宅配ボックスの備付も集合住宅への重要な入居判断要件のひとつとなっています。同時に、利用者は製品のセキュリティ性にも高い関心を寄せています。

・ 既存の宅配ボックスはビルトイン型の備付ロッカーが主流であるため、狭小集合住宅等への後付け設置が困難であるうえ、集合住宅やオフィスへの宅配ボックスの設置には建物オーナーや管理組合等との契約が必須となります。

以上の課題解決に向けて、当社はAI・IoTを駆使し、独自の宅配システムおよびサーバ制御システムを開発しました。

■ 特許の概要

解錠鍵の完全デジタル化を自社技術のコアコンピタンスとする当社は、スマートロックと専用アプリを連動させることで荷受人と荷物の特定を可能にし、誤配送やなりすまし受取の抑制機能を強化しました。なかでも、荷物伝票のバーコード(追跡番号)スキャンによる投函システムは、宅配ボックスとしては日本初となる解錠システムです。また、宅配ボックスごとにスマートロックを搭載することで、ボックスの共同利用も可能。設置環境に合わせて、宅配ボックスのサイズ、台数を自由に組み合わせることができるのも当社ソリューションの特徴であります。さらに、シェアリング利用時の申請・承認プロセスの完全オンライン化により、手続の非対面化及び簡略化も可能にしました。

 

当社は、今回取得した上記の特許技術を中核に、今後もバーコードスキャンによる投函を宅配業界の標準システムとして定着させるべく努力を惜しまず、引き続き再配達防止に取り組んで参ります。

■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社 PacPort